夜ともなるとキラキラとネオン煌く大阪随一の繁華街、ナンバを更に艶やかで幻想的に彩る夜の宝恵かご行列に行ってきました。
お正月が明け、1月10日になると「えべっさん(十日戎)」です。私はこのえべっさんを肌で感じて初めて一年が始まる、そんな気がするのは大阪の商売人の家で育ったせいかもしれません。そのえべっさんが行われる神社の一つ、大阪の今宮神社での催しのひとつに「宝恵かご行列」があります。道頓堀の近辺からミナミの商店街を練り歩く宝恵かご行列は毎年ニュースで取り上げられるのでご存知の方は多いと思います。
今回ご紹介するのはそのえべっさんや宝恵かご行列ではなく、宝恵かご行列のナイトバージョン、夜の宝恵かご行列です。華やかな大阪ミナミの夜をさらに華やかに、幻想的に練り歩く宝恵かご行列を見に行ってきました。
午後6時、ミナミの宗右衛門町で出発式が行われます。夜の宝恵かご行列は宗右衛門町商店街独自の伝統行事で今宮戎神社で頂いた福を街に配り歩く意味を持つもの。宗右衛門町、戎橋、心斎橋筋、道頓堀の4商店街で行われています。
それぞれの代表の方の挨拶が終わり鏡割り、集まった皆さんにお酒が振る舞われます。
ではそれぞれの商店街の宝恵かごに乗られる方々をご紹介。
まずこちら、今年のミス宗右衛門町と準ミス宗右衛門町のお二方。お綺麗な方です。
心斎橋トップレディの方たち。こちらもいいですね〜^^
そしてミズえびすばしの方々。「ミズ」とは「既婚未婚の隔てなく国際的に使われている敬称のこと」なんだそうです。
道頓堀代表の方々は残念ながら写真をとることが出来ませんでした。
さて出発式を終えた一行は宝恵かごと宝恵駕に乗り込み「ほ~えかご・ほ~えかご」と威勢の良い声を掛けながらいざ出発です。コースは宗右衛門町を東に進み堺筋まで。南に下り道頓堀川を渡って道頓堀商店街へ。ミナミで一番華やかな通りを抜け、戎橋から再び宗右衛門町に入って一周するコースです。
午後6時半
道頓堀に入るとさすがにここは人がいっぱい。大勢の方が両脇に押し寄せてきます。
戻ってきた行列は最後に大阪〆で終え、その後はそれぞれの商店街へと周り商売繁盛の口上とと福笹配りなどを行うそうでうす。
いかがでしたでしょうか。
年が明けるとすぐに迎えるえべっさん、その福を配り歩く夜のミナミの宝恵かご行列。言ってしまえば大阪の一つの地域の伝統行事ですが、艶やかな夜の繁華街を灯のともった提灯を揺らしながら幻想的に練り歩く籠や山車の様子は、多くの皆さんが知る大阪とはまた違ったディープな夜の光景です。来年1月10日夜、大阪ミナミに足を運んでみませんか?
宗右衛門町ホームページ
http://soemon-cho.com
※撮影機材
カメラ;SONY α7Ⅲ
レンズ;タムロン 28-75mm F/2.8 Di III RXD