例年以上に暑いこの夏。京都祇園祭りには平成女鉾清音会によるコンチキチンもあります。
前祭り、後祭りと行われましたが皆さん行かれましたでしょうか?
山鉾巡行をピークにひと月に渡り様々な神事を行う祇園祭りの最後、夏越祭を前にし八坂神社では「平成女鉾清音会」による祇園囃子奉納が行われました。
写真を見て「あれ?」と思われた方、おられますかね?そうです、祇園祭りは女人禁制なんです。なのに女性が祇園囃子?実はこの「平成女鉾清音会(へいせいおんなぼこさやねかい)」、女人禁制でありながら女性だけの囃子方を持ち、山鉾に拘らず「祇園祭り」を愛する方々の鉾です。
もちろん祇園祭りとしては正式なものではなく、あくまでも祇園祭りへの参加を目指す団体です。
そんな彼女たちが奏でるコンチキチン、女性によるかけ声。これはこれで良いなぁと、その場で足を止める大勢の方たち皆さんがお思いになられたんじゃないでしょうか。
平成女鉾清音会が正式に祇園祭りに参加するにはどんな道のりが必要なのか、果たして叶うのか、叶った時それが意味することとこれからの祇園祭りの在り方はどう変化するのか。
2014年には約50年ぶりに前祭り後祭りに分かれ、150年ぶりの大船鉾の復興、今年は花傘巡行が中止と、1.000年の祭りにはさまざまな変化があります。女性の囃子方が加わるのも近い将来かもしれませんね。
平成最後の夏、平成最期の祇園祭り。
来年もその次も、どこかしらで祇園祭りを感じる夏を過ごしたいな、と思います。
※撮影機材
カメラ;SONY α7Ⅲ
レンズ;タムロン(TAMRON) 28-75mm F/2.8 Di III RXD