京都八坂神社にある能舞台で、毎年1月3日に行われる伝統行事、かるた始め式。雅な衣装に身を包んだかるた姫や童子、童女たちがゆったりとした手さばきで札を取り合います。
八坂神社の祭神・素戔嗚尊(スサノヲノミコト)が日本神話において初めて和歌を詠まれた神様であるという伝承にちなみ、全日本かるた協会近畿支部が主催して行われるかるた始め式。すっかり京都のお正月の風物詩としてテレビなどのニュースでも取り上げられています。
開始時刻の13時には能舞台の周りは初詣客も含め大勢の方が観覧に来られます。
小倉百人一首の読み手の声が流れると、十二単のかるた姫たちがしなやかで優雅な振る舞いとともに札に手を合わせます。競技ではありませんので、ゆっくりとした動きで手合わせを見せてくれます。
能舞台では狩衣(かりぎぬ)やあこめ姿の童子・童女たちも札を取り合います。
京都は夏は暑く冬は寒いといいますが、この日もまたキリッとした底冷えのする日となりました。
お正月三が日最後の日、京都で天平衣装に身を包んだ優雅な姿を見ながらひと時、寒さを忘れてみてはいかかですか?
◎ かるた始め式公式サイト → 八坂神社
◎ 日時 → 1月3日13時
◎ 場所 → 八坂神社能舞台
◎ 料金 → 無料
※撮影機材
カメラ;SONY α7Ⅲ
レンズ;SONY SEL85F18(FE 85mm F1.8)